環境・リサイクルへの取り組み
21世紀になってから環境、という言葉が頻繁に使用されるようになりました。「21世紀は環境の世紀」、と表現されることも多く見受けられます。ところで、環境問題を考える、ということとは、一体どんなことをいうのでしょうか。また、その問題を解決する方法はあるのでしょうか。
資源を発見し、それを利用する術を考え、エネルギーを得て、産業を生みだし、社会を造り上げる。これが、今まで人間が行ってきた、発展の図式でした。けれども、かつては盤石に見えたこの図式は、思いも寄らない難題を人間に突きつけました。
一見、つながりがないと思われていた自然や、生きもの、天候など、つまり環境と呼ばれるものが、豊かな社会＝発展、の図式からこぼれ落ち、次々と消滅、あるいは予期せぬ事態を頻発させたのです。
それはおそらく、図式に隠された盲点、あるいは欠陥だったのでしょう。そして、図式を補完し、いかにそれら「環境」とこの社会の「発展」を共存させうるのか？ということが、その難題だったのです。それを解くキーワードは「リサイクル」という発想でした。
以前は、資源と呼ばれるものは加工され、その役割を終えた時点で廃棄されるものだという考え方が一般的でした。しかし、リサイクルという発想で、資源はさらなる命を与えられ、結果的に環境を守ることにもつながることが分かりました。人間は難題に対して、知恵を絞ったのです。
ヤマイチの環境活動（ISO14001）
環境方針
当社は、ダイカスト用アルミニウムの製造及び製鋼原料のリサイクルを行い、環境問題が今後の重要課題である質の高い製品とサービスの提供を通じて継続的な改善を実践します。
- 環境マネジメントの継続的改善を行います。
- 当社に適用される法規制、当社が同意するその他の要求事項を遵守します。
- 汚染の予防と品質の向上のため、以下を推進し定期的に見直しを行い環境保全と汚染防止に取り組みます。
アルミニウム合金製造工程における歩留まりの向上
生産活動での廃棄物の削減、分別によるリサイクル化の実施
省資源、省エネルギーの推進
ヤマイチの安全活動
当社は、全員が一丸となって安全再優先の徹底を図り、常に安全で活気ある職場へ最優先で取り組みます。
- 安全作業最優先の徹底を図る
- 関係法令及び社内規程の遵守
- 安全作業への継続的改善
安全重点施策
「安全は全てに優先する」の認識の下、
企業の社会的責任を果たし、
全社一丸となって安全活動を推進する。
また、安全は社員が明るく、健康な生活を送るための基盤である。未来
未来の命のためにSDGsに取り組みます
人々と社会、そして地球のために、私たちは何ができるでしょうか？
そう考えた時、仕事そのものがこの答えであることに、気づきました。
私たちの仕事はリサイクルという、まさしくサスティナブルな仕事です。
だからこそ胸を張って、自信を持って、SDGsに取り組めると思います。
ヤマイチプライメタルは、持続可能な開発目標の実現に向けて前進しています。
SDGsの達成に向けた取り組み
循環型社会の実現へ向けて
限りある資源を再生活用し、循環型社会の実現に向けて尽力してまいります。
●具体的な取組み
○循環型資源再生事業の実施（アルミニウム等の回収⇒溶解・再資源化）
○JISマークを取得した高品質のアルミニウム合金地金の生産
○生産したアルミニウムを溶湯の状態で出荷することにより、お客様のＣＯ2排出削減に貢献
地球環境の保全に向けて
地球に存在する企業の一員として、地球環境の保全に全力で取組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
●具体的な取組み
○ISO14001の取得や、品質方針・環境方針・行動指針の策定
○排気量・排熱量の管理・再利用や、重油から都市ガスへの熱源転換による、省エネルギー化とCO2排出削減
○回収したスクラップ内のクーラントを、UF排水処理装置を使用して油分を除去し、綺麗な水を還元
働きやすい環境づくり
ヤマイチプライメタルで働く仲間が長く安心して働き続けられるよう働きやすい職場環境づくりに努めてまいります。
●具体的な取組み
○性別や年齢など関係なく頑張った人が評価されるの人事評価制度
○OJT・社内研修の実施や資格取得費用の会社負担など充実したサポート制度
○社員寮や各種手当など安心して働ける、福利厚生制度の整備
○安心安全かつ活気のある職場に向けた、安全作業の継続的改善や関係法令及び社内規定の遵守
地域社会と共に歩む
社会に求められる会社であり続るために、寄付などの支援活動を通じて地域社会の発展に向けて歩んでまいります。
●具体的な取組み
○世界の貧困や食糧問題などを支援する各種団体への寄付
○医療従事者支援のため地元の病院などへの寄付や
○地域防災活動への参加
○工場内緑化活動の実施
